へいわ

2009年4月 3日 (金)

ブラジルとビスコップス・アーネの関係

ある晴れた平日の午後。私は用事でストックホルムに行くつもりで、最寄りの(歩いて2kmの)バス停でなかなか来ないバスを待っていた。『変化のためのドキュメンタリーフィルムコース』の先生、ボッセもストックの自宅に帰る途中だったので、道中ずっと一緒にいろんな話をした。この不思議なコースは、ボッセが9年前に立ち上げたもの。いま生徒たちは全員ブラジルのアマゾン近辺やウルグアイで、現地のNGOと協力して映像を撮っているという。「半年間の期間を終えて、今日そのうちの二人がアーランダに帰ってくるんだよ」
彼自身も年に2回ほどはブラジルに行って、先日ベレンで行われた世界社会フォーラムにも生徒と参加したそうだ。こんなにものんびりとした島にある学校なのに、しっかり世界とつながっているなんて、ほんとうに、この学校っておもしろい
ボールスタからストックホルムの中央駅に着いて、地下鉄に乗り換える。すぐ次の駅のガムラスタンで降りる私は、ボッセに「glad påsk!(ハッピーイースター!)」と言って別れた。来週はpåsk(イースター)週間。

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2009年2月28日 (土)

「環境先進国スウェーデン」?

Photo173980_3『環境教育 善意の落とし穴』(田中優 著/大月書店)を読んだ。
いままで書いたものをまとめた本ということだったのだが、相変わらず、わかりやすくて、時々辛辣でつっこんだところまで語る、優さん節だった。以前に読んだ本やメルマガや、聞いた講演の中で繰り返し語られている事実だけれど、はじめて読むひとには衝撃的な内容になるに違いない。何よりも、彼の視点がいいと思う。
「環境教育には、常に二つの視点が必要だ。身近なところからはじめていく『虫の視線』と、もう一つは、自分のしていることが全体像のどこに位置しているのかを見る『鳥の視線』だ。全体がわかったとしても、何もしなければ解決しない。身近な一歩を踏み出すことは大切だが、それが目的化してしまっては何のためだかわからなくなる。」
これって、環境教育だけではなくて、広い意味で使える視点だけれど、『虫の視線』範囲内で満足しがちな私には、次の文は改めてハッとさせられる言葉だった。「もし地球温暖化を解決したいなら、原因をつかみ、大きいほうから順に解決策を示さなければ意味がない。」
この「大きいほう」というのは、例えば市民側が出しているゴミではなくて産業からのゴミだとか、「石油と軍需」であったりする。市民がいくらごみを減らしたところで、産業から出るゴミの比ではないので問題は全然解決しない。「石油と軍需」と環境問題は、もちろん密接に関係しているので、戦争利益がなくならない限り環境問題は解決しない。
私がいちばん気になるのは「石油と軍需」。ここには日本の銀行も荷担していることが書かれている。クラスター爆弾という、被害者の98%が非戦闘員(うち27%がこども)といわれている爆弾を製造している軍需企業に融資しているのだそうだ。
「ロッキードマーチンやレイセオン、タレスといったクラスター爆弾の製造で儲けている軍需企業に、日本の銀行が多額の融資をしているのだ。みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などが、じつに3000億円近くを融資している。つまり私たちの貯金の『おかげ』で、世界のたくさんの子どもたちを殺すことができていたのだ。」このことについては過去の記事にも少し書いたけれど、改めて胸が痛む。

スウェーデンでも武器を製造して、輸出している。これは「環境先進国」としてモデルになる国で起きているもうひとつの事実だ。一方ではきちんとした政策を持ちながら、一方では戦争に荷担している。以前住んでいた地域には大きな武器工場があった。Saab Bofors Dynamics。 スウェーデンは、戦争をしている国には武器を輸出してはいけないという法律があるはずだけれど、なぜかイラクと戦争していたアメリカに輸出している。米兵によってイラクで、どんな風にこの工場で製造された武器AT-4が使われているのかここで見ることができる。ここは決して「理想の国」ではない。田中優さんの表現で言う「大きいほう」の解決策がない。なぜ武器輸出国という事実はあまり語られずに「環境先進国」というイメージばかりが先走っているのか、その意図はなんなのか、その事実を知っても見習うべき政策なのか、できるだけ多角的に見て、メディアに惑わされない目を持ちたいと思う。

そして、日本からこの本を送ってくれた両親に大感謝

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2009年2月23日 (月)

国歌

今通信講座で勉強している、英語の講座で「外国に行ったら、その国の習慣に従うべきか」というテーマでディスカッションしていた。ある生徒が、「スウェーデンの学校では、『移民や外国人への差別だから』といって国歌を歌うことが許されない学校があります。でも、移民や外国人の方がこちらのルールに従うべきだと思います。なんで、スウェーデン人が自国で差別されなければならないんですか!?」と発言していた。ええ!?もしそれがほんとうなら、日本と違いすぎる状況に心底驚いてしまう。極端すぎるスウェーデンと日本の違い・・そのどちらにも個人の自由はないなんて・・。どなたかスウェーデンの国歌斉唱についてのこの意見、詳しいことをご存知の方いらっしゃいますか?気になる・・

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2009年2月22日 (日)

フェアトレード・チョコ

1週間前のバレンタイン・デーの日、カフェテリアにて。
ウルフとサンドラに質問してみた。「スウェーデンって、バレンタインは何をするの?」
S「うーん。特に・・ねえ?」
U「うん・・お菓子や花を贈り合ったり。」
U(♂)「そういえば、花を贈られたことあったよ。」
日本のように女性から男性へ贈り物をする日ではない。彼らに日本のバレンタインの様子を話すと、不思議そうに聞いていた。
Kaffe「本命チョコと義理チョコがあって・・」S「どうやって本命ってわかるの?なんだか秘密めいてるんだね。」
K「一ヶ月後にホワイトデーっていうのがあって・・」S&U「ホワイトデー!!(笑)」など。。

私がいま通信で取っているスウェーデン語講座でも、バレンタインはどうするか?ということが話題になっていた。ある男性は「妻にゆっくりしてもらうために、マッサージサロンのチケットをプレゼントする」とのこと・・
それに対して、やはりこんな意見もあった。
「バレンタインだからといって特別なにをするわけでもない。社会の圧力でその日に私が何をするべきか決めるのはばかばかしい。クリスマスも同様。私がきちんと祝うのは、子供の誕生日だけだわ。」

その週、ストックホルムに行くと地下鉄に「バレンタインにはこれを贈ろう!」という(アクセサリーの)きらきらした広告が整然と貼ってあった。日本のようなデパ地下のバレンタイン騒動もなく・・。イベント的には、さみしいといえばさみしい。でも、日本のバレンタイン騒動はやっぱり異常だとも思う・・。

こういうイベントを活用して、フェアトレードを知ってもらおうというひともいる。良いアイデアだと思うおしめさまもそのひとり。チョコ大使、応援してます「フェアトレード」って、私の周りのひとは大体知っているから浸透しているような気がしているけれど、社会全体からみるとまだまだ。もっといろんなひとに知ってもらいたい。

私のいる学校の売店では、フェアトレードチョコを販売している。前述のウルフ(20)に聞いてみたら、もし学校ですべてオーガニックのものが食べられるのであれば、それだけ多く食費を払ってもいい、とのこと。そんなことを考えられるひとがここには比較的多くいる。もちろん、マジョリティーではない。日本より比率がちょっと大きいくらい。日本では「ふつう」のことがこちらでは「ふつう」ではなかったりするくらい。例えば、夏休みを、日本では1週間取るのに苦労するところを、こちらでは4〜5週間取ることが義務であったり。少なくとも、行き過ぎた時に少し立ち止まって、考え直して、正気に戻る余裕がここにはあるのかもしれないと思った。

「フェアトレード」のことを考える余裕も。




コネタマ参加中: フェアトレード商品って買ったことある??

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2009年1月 9日 (金)

まだ・・???

まだそんなことを・・??
イスラエルの首相は、国連決議も「機能しない」と無視して、「イスラエルを守るため」ガザでの砲撃を続けている。アメリカだけが棄権したことに対しても理解に苦しむが、犠牲になってはいけない一般市民(もちろん誰も殺されていいひとなんていないけど)が次々に殺されていることが、人間の醜い一面を見せつけられているようで、ガザ関連の画像を見ることは非常につらい。だけど、現実を見つめて、現地にいない私がするべきことをするしかない。情報の渦の中からしっかりと事実を選び取ること。自分で判断して行動するかどうか決めること。

shioさんがブログで紹介していたJVC(日本国際ボランティアセンター)PMRSという団体を通したパレスチナへの医療支援に募金した。混乱状態にあって、食料や医療がいまいちばん必要されているものではないだろうか。この団体は、約100万円の支援額で下記のようなことをするそうだ。

・救急セットの配布
・ボランティアへの救急法トレーニング実施 (既にトレーニングを受けた人たちの再講習も含む)
・救急法講習のための道具の購入

おしめさまのブログの中では、ガザの衝撃的な画像が紹介されている。最後の写真では、子供が地面に埋まった状態で死んでいる。この画像を直視することはつらい。でも、これが現実に起こっていることなんだ。『イスラエル、国連の停戦決議を拒否 ガザ攻撃続行の方針』という記事の見出しだけからは、伝わってこない現実なのだ。

明日土曜日、ストックホルム及びスウェーデン各地ではまたガザ砲撃に対するデモが行われる。メイデー並の大規模デモになるそうだ。

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2008年11月29日 (土)

フェアトレード 2 ショッピング編

今日29日は『BUY NOTHING DAY』だった。

先日紹介したフェアトレード・ファッションショーアクションの帰り道、自分の中で「なんだかなあ・・」という感じがしていた。数年前から伝える内容があまり変化していないということもあるけど、アクションの中で問題提議だけして「こうしたい!」というメッセージをあまり伝えていないせいだと思う。それに、フェアトレードの服を買おう!と言っても、そんなにどこにでもあるわけではないし、H&Mやその他がだめならどこで買えばいいの?というひとの疑問に答えていないな・・なんだかマイナスなことばかり強調してないかな〜?と思ったから。じゃ、市場にまだまだフェアトレードが浸透していないいまのところの解決策は?

できるだけフェアな服/サステナブルな服を着たいと思ったら選択肢は・・
・フェアトレードショップに行く
・信頼できる個人ブランドを探す
・セカンドハンド/フリマに行く
・親戚/ともだちと服の交換
・??

フェアトレード・アクションの数日後に、ストックホルムのセカンドハンドに行った。夏にともちゃんが教えてくれた『STOCKHOLMS STADSMISSION』という店。ここはキリスト教系の非営利団体が母体で、ホームレスや若者の教育支援について取り組んでいる。寄付された古着や家具やキッチン用品や雑貨を販売したお金で、彼らへの支援を行っている。私は寒くなってきたので、セーターを買う目的で訪ねた。店内は60年代くらいからのクラシカルな雑貨や服でいっぱい。その中でも特に『remake』という彼らが作ったブランドに目がいった。古着を新しくモダンに作り直すというシンプルなコンセプト。個性的なデザインから着回しできそうなものまで・・「可愛いな〜

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(画像:stadsmissionのHPより)

私はかっこいい/おしゃれ/可愛くて、値段も手頃で、もちろんフェアな条件で作られた洋服がほしいのだ。『remake』は古着(など)を「remake」しているので、現状の解決策としてはすばらしいのだけど、一消費者としては、その前の段階でフェアに洋服を作ってほしいのだ。

こんなこと、ただのわがままなんだろうか・・?

たぶん、フェアトレードファッションが浸透しない理由は、フェアトレード自体がまだ知られていないという事実の他には、服を選ぶ本人に自分で考えるという機能がなくなっているせいだと思う。洋服だけではなくて、いろんなことに関して。私も、もがいてはいるけど、確実にそのひとりだ。そんなひとが多いのだと思う。別に特別個性的な服を着たいわけではないし、メディアで取り上げられる服装の中から自分の好みに近いものを選んで着れば、周りから浮かないし、安全。フェアトレードとかって考えるのは大変そうだし、なんかいろいろメッセージがあるのってたまにはいいけどちょっとめんどくさいし、今日は時間がない・・・などなど

でも、自分はほんとうはどんな生活がしたいのか??
自分で考えて選んで、わがままになっていいこともあるのだ、と思う。

おしめさまがブログで疑問を投げかけていたH&MのCSRの実態について、ちょっとだけわかってきた・・H&Mのサプライヤー監査について、CCC(Clean Clothes Campaign)のスウェーデン支部からレポート(英語)が出ている。数多くあるH&Mのサプライヤーや下請けの工場は他のブランドからも仕事を請け負っている。H&Mに向けてのみ製品を作っているわけではない。そこで生じる問題もあるだろう。レポート内では、H&Mのサプライヤーの大きな部分を占める中国では、政府が労働組合を禁止していることでブランド側が作った規準を守ってもらうことがむずかしい、ということなどをH&Mの環境と社会的責任担当の責任者Ingridがコメントしている。
しかし、H&Mには自由貿易地域(Free economic zones)内での労働条件への特別な指針がないという・・。そしてNIKEやPumaなども公開しているサプライヤーのリストをH&Mは「競争上の理由から」公開していないのだ。これで情報公開しているといえるのだろうか??

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ただ、何も変わっていないわけではない。CCCスウェーデンが出した『Blir det battre?』(2008)という冊子の中で前述のH&M社会責任部署の責任者Ingrid Schullströmは「10年前は工場がどこにあるかも誰が会社の服を作っているかもほとんど知らなかった」と言っている。時間はかかっているけど、確実に進歩している。この進歩は、ヨーロッパのアクティブな消費者の活動のおかげだと思う。


さて、日本はどうなんだろう?
先日デザイナーのミハラヤスヒロのブログを見ていたら、「六ヶ所村」や「フェアトレード」「オーガニックコットン」などのキーワードが出て来て、びっくり。彼が映画を見たことによって出した結論はともかく、まず興味を持つ/知るということについて貪欲なひとなんだなーと、ちょっと希望が持てた感じがした。これから育っていくひとたちにも広い世界を見ることに貪欲な志が伝わりますように。

フェアトレード活動という面ではもっと進んでいる国があるし、日本はこれからの可能性に満ちていると思う。

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(画像上:「Fashioning an Ethical Industry」というプロジェクトから。下:このプロジェクトが服飾を学ぶ学生向けに出している『Sense』という雑誌)

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2008年11月22日 (土)

フェアトレード・アクション

Logo

今日は、氷点下の気温の中Uppsalaの街頭で「CLEAN CLOTHES」のアクション。クリーン・クローズ・キャンペーンとは、ヨーロッパ12カ国が中心で行っているアクションで、途上国での労働条件を改善するために企業や市民に衣料業界の実態などを伝えるとともに、フェアトレードの服を着よう!というメッセージを送っている。

昨日の夜から少し積もった雪の上をきしきし歩いて、みんなで準備をし、車で出発!

メーキャップアーティストだったアントニアが、労働者役のひとたちに素早くメイクをし・・


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完成(こわいよ〜マーリン)

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H&MやHemtexやStadiumなど、スウェーデンの衣服チェーンの服をまとい、労働者版ファッションショーを開催。


ダニエルは、1日12時間/週7日強制的に働かされている労働者役。手には、ミシンで怪我をしたという想定で血だらけの包帯を。

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フェリシアは工場の男性上司からセクハラを受けている女性労働者役。口にはガムテープ。(この氷点下の中でキャミ・・おつかれさま!)

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「この鮮やかな黄色のTシャツは1kgの化学染料のおかげです」

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メガホンと音楽で、街行くひとたちの注目を集める。クリスマス前の土曜日の午後なので、買い物に来ているひとたちも多く「なんだなんだ、何をしているの?」と足を止めてくれた。11月29日の『Buy Nothing Day』の呼びかけも行った。


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フライヤーを配ってさらに説明。。

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途中で「うるさい!そんな事実はみんな知っていて消費してるんだから、黙ってくれ。市場経済がすべてを支配しているんだから、しかたないだろう。」という男性がいた。アクションを見ていたみんなが、密かに思っていることを口に出した、勇気のあるひとだなと思った。いろんな意見があって当然なので、また違う角度からの意見をもらえてよかったと思った。それにしても、8年前に受講していたフェアトレードの通信講座の一環で行ったアクションの内容と、現在の状況が同じで、やっぱり同じメッセージを伝えなければいけないことにがっかりしてしまった。
でも希望はある・・私が最後にスウェーデンにいた7年前に比べて、フェアトレード商品がスーパーの棚に、例えまだスペースはせまくとも、ずらーっと並んでいる光景は確実に進歩だと思う。


おつかれさまー(&反省会)

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2008年10月 6日 (月)

レインボー★レインボー

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この週末は天気が悪くて外に出るのが億劫だったけど、日曜の夕方からやっと晴れてきた、と思ったら大きな虹が空にかかっていた。ブラボーレインボー

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今日午前中は来週からはじまるhantverk(手工芸)週間の話。ヤンネ(植物療法の先生)の担当は、牛の角で作る工芸品。中世の薬局にはこの工芸品がよく飾られていたそうだ。どんなことをするのかとても楽しみ。

その後、前学期に通っていたヨアンがペルー近くの村に行った時のことを話してくれた。シャーマンがどのように植物の魂とコミュニケーションをとっているかとか薬草魔術について、ちょっと(かなり??)不思議な話。薬草魔術というとおどろおどろしいが、ヨーロッパからたくさんの観光客が行っているみたいで、シャーマンの中には見世物的になっているところもあるそうだ。

今月は、ハーブから少し離れて工芸品を作る日々。
でも、中世に使っていたという薬草ポーチを作る授業もあったりなど、やっぱり面白い・・

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2008年9月21日 (日)

ヨーロッパ社会フォーラム

週末は北欧初ヨーロッパ社会フォーラムを覗きに、マルメへ。マルメはデンマークと接していることもあって、もともとかなりインターナショナルな街だが、さすがに社会フォーラムのある今週は、街を歩いていても、あちらこちらで英語やスペイン語、ドイツ語、フランス語などが聞こえてくる。オラ、グーテンダーグ、ボンジュール!

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マルメの街全体に会場が散らばっているので、通りを歩いているひとに道を聞くと、あら、あなたも社会フォーラム??と聞かれる。道がわからない同士、地図を睨めっこで「こっちじゃないか」「この地名はさっき見た」と言い合い、なんとか会場を見つける。参加したのは「アンチ・レイシズム」のワークショップ。かなりかなりの国籍のひとが集まり、スピーカーが何か言うたびにそれぞれの言葉の通訳がザワザワ。内容はとても重くて、終了後沈没・・・スウェーデンでは人種差別はないといわれるが、そんなことはなくて隠れた人種差別は未だにあるぞ、とスピーカーのひとがいう。

その後の1万人集まったというデモを横目に休む。街のあちこちに警察がちらほら。昨日の「reclaim the street」のストリートパーティーで投石や落書き、銀行の窓ガラスが割られたりという事件があり、何人かのアクティビストが警察に捕まっていた。土曜日の大規模反戦デモでは特に騒動はなく、平和に終了。その後夜は、地元スコーネのラッパー、ティンブクトゥのライブなど宴、宴。

可笑しいのは、数年前のヨーテボリで起こったG8会議への抗議行動に対するスウェーデンの警察の対応が厳しく批判された経験(アクティビストに催涙ガスをかけたりなど)をもとに、今回のアクティビストの投石では、目の前で騒動を見ながら何もしないという場面があったそうだ。警察側のトップは、ヨーテボリの二の舞にはならないということだったようで、今回の対応は進歩ととらえていたようだけど、内部ではかなり批判されたようだ。

もうひとつ可笑しいのは、真っ先にアクティビストのターゲットになり得るマクドナルドが、デモの時間帯だけ一時的に閉店していたということ。マクドナルドマルメ店の店長の苦い顔が新聞の隅っこに載っていた。

夜はあきこさんの紹介してくれた、レイヤとヨアンナのところに泊まらせてもらう。チョー豪華な部屋。高い天井にはシャンデリア。「おちびちゃん」というとてもデカい猫がいて可愛がられていた。オドロキ。夜私の寝床にやってきたので「頼むから上に乗らないでくれ」と伝えたら、横でおとなしく丸まった。ゴロゴロゴロ。レイヤもヨアンナもとっっても素敵でやさしい女のこたち。ふたりとも、インドやアフリカで支援プロジェクトに参加するなどアクティブなひとびと。またぜひ会いたい。

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2008年7月24日 (木)

クリック募金

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